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月別アーカイブ: 2017年6月

想像注意

朝、出社して出入り口のドアを開ける。

昨夜は共用通路のワックスがけがあったようで、ワックスの匂いがします。

管理事務所のドアを開けて中に入ると、そこにもワックス臭が漂っている。

しばらくドアを開けっぱなしにしておけば、匂いも無くなるだろうと、ドアストッパーで固定しようとドア付近に向かったところ・・・キャビネット下に得体の知れないモノを発見。

わっ!、コレは・・・ムカデぢゃないか・・・。(緑ぢゃなく赤茶っぽい、体長6~7センチ 画像なし)

ワックス成分にやられたのか~、カールしています。

ゴム製のおもちゃみたいだが、数時間前に毒気に当たったと思われる。

どこかに潜んでいたのだろうが・・・。

 

ちりとり&ほうきで、すくい上げ、外の土の入った鉢に置きました。(チョッと動いた!)

ゴミ箱はかわいそうに感じたので。

 

南無~。


底が抜けた世界

「希望の国の少数異見」同調圧力に抗する方法論  森達也

感想が難しい本。

オモシロイ!といえばそうなんですが、ムズカシイ。

 

「法然」「親鸞」から「オウム」「連合赤軍」に及ぶ広範囲なテーマが続きます。

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人間の業、闇、集団心理・・・。

異端です。

読むことに抵抗を示す方も多々ありそう。

だから「少数異見」なんですが・・・。

 

国境なき記者団が発表した日本の二〇一六年の「報道の自由度ランキング」は七二位です。ちなみに七〇位は韓国で七一位がタンザニア。

確かに「マスゴミ」と呼ばれても仕方がない。

でも今の日本メディアが世界七二位であるならば、社会も同じレベルなんです。

なぜなら市場原理で動くメディアは社会の合わせ鏡です。

そして社会が七二位なら、その社会によって選ばれる政治家たちの質も七二位です。

ほとんど途上国。そう思ったほうがいいですよ。(P.174)~

 

なかなか辛辣ながら、納得してしまっていたり・・・。(~_~;)

我々も七二位なんだ。


何ごともおづるなおづるな

名将名言録 一日一言~6月13日

「溝をばずんと飛べ、危うしと思えばはまるぞ」 沢庵宗彭

4年前にも取り上げました。

 

「何ごともせんと思ふことを、ずんと思い切ってするは本心なり」

「何ごともおづるなおづるな」(こわがるな、ひるむな)

~迷いを払って思い切りよく決断せよ~

 

以前とは、また違った取り方をしているかも。


もしも文豪たちが・・・

6月10日の北陸中日新聞のコラムで紹介されていました。

 

「もしも文豪たちがカップ焼きそばの容器にある作り方を書いたら・・・」

村上春樹のおいしい作り方~

①きみがカップ焼きそばを作ろうとしている事実について、僕は何も興味を持っていないし、何かを言う権利もない。

②勝手に液体ソースとかやくを取り出せばいいし、容器にお湯を入れて三分待てばいい。

その間、きみが何をしようが自由だ。

③読みかけの本を開いてもいいし、買ったばかりのレコードを聴いてもいい。同居人の退屈な話に耳を傾けたっていい。悪くない選択だ。

④ただ、一つだけ言いたい。

⑤完璧な湯切りは存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね。

 

大爆笑\(^o^)/。

 

文豪や有名人がカップ焼きそばの作り方を書く~昨年からネット上で話題になっていたらしく、この度、書籍にもなった。

ネットで捜してみると、他に江戸川乱歩・太宰治・ソ連の書記長・我国首相バージョン等々、いくらでも、なんでもありました。

知らなかったー、オモシロイ!上手いこと考えますねー、文才のあるファン(?)の方々でしょう。

才能のムダ遣い(?)スゴイ!。

カップ焼きそばが食べたくなります。


6/11雨漏りの日

6月11日は、「入梅」ということで「傘の日」「雨漏り点検の日」だそうです。

しかし、今朝は快晴!。

 

雨漏り・・・嫌な言葉だ・・・。

いろいろと対処したおかげで、ひどい雨漏りは無くなりましたが、以前は大雨が降るたびドキドキしていたり~、でも、まだアヤシイ箇所はあります。

雨漏り箇所がピンポイントで特定できれば修繕も容易なのだが・・・雨漏りの原因場所と水が滴ってくる場所が違っていたり、雨水以外の原因があったりと・・・長年苦労の連続でした。

建物管理を行う以上、「雨漏り」とは、いずれ付き合うことになります。

仕方がありません。

この日だけではなく、小まめな点検に徹するしかないですね。


白酒ともいいます

ひさしぶりに訪れた、某有名某中華料理店、通称「白〇ュー」。

ココのラーメンは、ワタクシ的にラーメンの中のラーメンです。

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思い出せば、外食機会がほとんど無かった子どもの頃に、唯一食べた記憶があるのが「元祖」という屋台ラーメンでした。

とても美味かった~。

その味を、今でもわずかながら覚えていて、個人的なラーメンスタンダードとしています。

麺の固さ加減・シナチク・焼き豚・スープ~それに一番近いと思われるのが、このラーメン。

当時は、親戚宅やお弁当の他は、自宅外で食事するということは非日常のハレの場でした。

やや大げさかもしれないが、一大イベントだったのです。

 

いろいろと捜して?ココにたどり着いたのでした。

一口食べただけで、一瞬にして数十年前に引き戻される~。

当時の記憶を断片的ながら思い浮かべつつ食べます。(感涙モノ)

 

こんなンばかり食べていたら身体によくないのだろうけど・・・。

でもやっぱり美味いな~。

また、食べに来よう!。


全世界的引きこもり経済社会

「閉じてゆく帝国と逆説の21世紀経済」 水野和夫

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3年程前に読んで、チョッと衝撃的だった「資本主義の終焉と歴史の危機」の続編。

資本主義経済とグローバリゼーションの限界が見えて来た現在、国家は、地方は、企業は、個人は何をするべきか、どうすればいいのか?~という、壮大な問いかけです。

 

~資本主義の終焉によって、世界経済の「常識」が逆転した。経済成長を追求すると、企業は巨大な損失を被り、国家は秩序を失う時代になったのだ。生き残るのは、「閉じた経済圏」を確立した「帝国」だけである。~(本書カバー)

 

イギリスのEU離脱、トランプ政権樹立はグローバリゼーションを否定する動き。

世界に出ずに国内にこもることが未来の姿か?、全世界的引きこもり経済社会の到来。

 折しも、アメリカが地球温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」離脱を表明するといった報道が・・・。

また、地球上には化石燃料の埋蔵量は潤沢にあるが、それを採掘し利用場所まで移送するのにコストや環境負荷がかかり過ぎるうえに、テロリスクも~いずれは利用出来なくなる「エネルギーの壁」問題に衝撃を受ける。

天然資源・工場・市場が自らの手が届く範囲にある「閉じた帝国」を世界各国が求めるようになると・・・世界中が坂道を下っていくのか?。

小商いのすすめ」「里山資本主義」「下り坂をそろそろと下る」・・・の以前、読んだ本を思い出すのでした。

 

~たとえば、国家を自由に瞬時に超える巨額マネーについて、ひとつの国家ではまったく手に負えなくなっており、バブルを多発させたり、資源価格を高騰させたりする過剰マネーをコントロールする世界的な公的機関は存在しません。「パナマ文書」でその一部が明らかになったように、グローバル企業が租税回避手段を駆使していても、それを管理・抑制する「世界的公共性の担い手」はいないのです。それどころか、資本主義国家の中枢であるシティやウォール街がタックス・ヘイブン化しているのが現状です。~(P.181~182)

・・・みんなやりたい放題。

 

西欧では、土地や資源を蒐集(コレクション・収奪?)する歴史があり、それが資本主義の原点でもあるらしい。

その意味で「ノアの箱舟」のノアが最初のコレクター・・・という解釈は面白かった。

ノアという個人の行動から(旧約聖書の話だけど)現代社会の礎が出来たのならば・・・我々個人も、未来への行動を起こせば(先の長い話だけれど)未来の礎が出来る!?。


アリガタイ

関連事業所の退職手続き。

一身上の都合~ということだが、この4月から働き始めたばかりだったのに・・・残念です。

昨年も同様の手続きをしました。

昨今は、世間中が人手不足ということもあり採用難です。

採用後の適材適所配属も簡単ではない。

さらには、経営も雇用も「継続する」ということはもっと難しい・・・。

 

何かと難々続きながら、難有り~転じて「有り難い」と思えるか?。


火星の人類学者

「火星の人類学者」脳神経科医と7人の奇妙な患者 オリヴァー・サックス  吉田利子 訳

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事故ですべてが白黒に見える全色盲に陥った画家。

脳内の腫瘍除去後、昔の記憶しか残らなくなった盲目の男。

自家用機を自在に操り、手術も難なくこなすトゥレット症候群の優秀な外科医。

幼い頃にほぼ失った視力が手術により回復したものの「見える世界」になじめず、再び視力を失うことで安定を取り戻す男。

遥か離れた場所に居ながらも、現在は寂れてしまった故郷の美しい過去風景を細密に描く画家。

パッと見ただけで芸術性の高い建物・風景画や有名絵画の模写が可能な自閉症の子ども。

人間より動物に共感でき、動物行動学の博士であり、自ら酪農施設を設計し事業を行っている自閉症の女性。

人間の感情が理解出来ず、本人曰く「火星の人類学者」。

 

本書に登場するのは、世間一般からすると「特殊な」人々です。

〇〇症~特に精神疾患というと、否定的で近寄りがたい存在を想像してしまうが、ここで紹介されるのは、その疾患ゆえに?高度な能力を発揮する人々。

人間の能力の底知れぬ奥深さを感じる。

本になるくらいだから、とってもレアケースなのかもしれないが、妙な偏見を持つことは避けたいものです。

多種多様な存在があるのが世の中。

「バラバラで一緒」という標語がありました。

画一的なモノばかりだと行き詰ってしまう。

 

以前、読んだサイコパスにも通じるのかも?。


薬缶

たまたま?薬缶~いや、夜間外出が少ない週です。

午後6時半ごろ帰宅して10時には就寝~翌朝は、午前6時ごろには起床するという規則正しい生活を送っています。

飲酒もせず、飲んだとしても缶ビール1本。

これでも良く眠れるものですねー。

先週が乱れまくって?いたから、調整期間。

 

冒頭で、やかん⇒薬缶⇒夜間と変換しましたが、コレで知ったかぶりをする人物が、薬缶の由来を語る落語を思い出しました。

合戦の最中に被り物に矢が当たって、カーン!。

それがヤカン・・・、昨夜は飲まずに寝たのだが・・・。

 

お後がよろしいようで~。


ほととぎす自由自在に聞く里は・・・

「ほととぎす自由自在に聞く里は 酒屋へ三里 豆腐屋へ二里」頭光(つむりのひかる)

~花鳥風月を楽しめる風流な土地は酒屋も豆腐屋も遠くて不便だなぁ~

 

6月2日の日経春秋で紹介された狂歌です。

作者の名も洒落ていますね~。

コラムは6月1日施行の改正酒税法の揶揄?批判?が主旨のようですが、なかなか粋な歌を知りました。

自分を歌人(!)に見立てて、新緑に囲まれた庵から風景を眺めつつ、冷や奴&厚揚げで一献~。

青空・新緑・さわやかな風・鳥のさえずり・・・ゆっくりと流れる時間・・・と、ここまでは想像の世界。

 

笠舞・三口新町界隈は時間帯(早朝~午前中)によっては、花鳥風月?を楽しめます。

お酒と豆腐はパレットで買えるし~。

 

・・・朝から何を考えているのだらう。


電子的面倒

最近、メールが少ないなぁ~と思っていたら~原因判明!。

レンタルサーバーのアップグレードに伴うメール設定変更をしていなかったのでした。

複数アドレスがあってヨカッタのだが、・・・設定のやり方がワカラン・・・。

メールで問い合わせたものの、未だ回答なし。

緊急案件は、メールじゃ来ない(と思う)ので影響は、ないものの気になります。

便利なツールは、一旦トラブルと~メンドクサイ。(~_~;)


ダンボと相談

先月末で日経紙「私の履歴書」加賀見俊夫(オリエンタルランド会長兼CEO)終了。

57年にも亘るオリエンタルランド史を愛読致しました。

浦安の海を埋め立てる所から開発が始まった「東京ディズニーリゾート」。

現在の華やかな姿とは大違いの、一升瓶を持っての関係者との交渉場面が臨場感ありました。

この連載は、日経とオリエンタルランドの思惑が一致したから・・・といった、大人の事情は「夢の世界」には関係ありません。

そういう無粋な事を考えるようになったから、TDRへ行くことも無くなったのだなー。

 

ゲストの夢を叶えるリゾートは「永遠に完成しない場所」であり、社員と共に一緒に夢を追い続ける。

「そりゃ、疲れますよ」でも、楽しい。試行錯誤も努力もゲストの笑顔のためなのだから。

 

そして、仕舞いのコメントが粋ですね~。

「さて、いつまで夢を追い続けるのか。会長室にいるダンボと相談しながら考えよう。」

 

さすが「ディズニー・レジェンド」。


三菱A6M5

「零式戦闘機」 吉村 昭

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~昭和十四年三月二十三日午後七時すぎ、名古屋市港区大江町の海岸埋立地区にある三菱重工業株式会社名古屋航空機製作所の門から、シートで厳重におおわれた大きな荷を積んだ二台の牛車が静かに引き出された。

(中略)

・・・完成された機は(中略)胴体、翼に分離されて例外なく四十八キロへだたった岐阜県各務原飛行場に牛車ではこばれるのが常だった。~(P.5~6)

 

この牛車に積まれていたのは、十二試(昭和十二年度試作)艦上戦闘機(後の零式艦上戦闘機)の一号機。

工場と飛行場が離れていること、その間の道路状況が悪いためトラックで運ぶと機体が傷ついてしまう・・・といった、基本インフラ未整備のまま戦争状態に入ってしまったのが当時の日本でした。

この時代錯誤な機体輸送は、途中から馬に変わったが終戦時まで行われていたといいます。

飛行機工場に動員された人々も悲惨な状態だったが、牛馬も酷使されている。

終戦後、機体輸送にたずさわり、やせ衰えてしまった馬が空荷のまま、工場の焼け跡から立ち去っていくところで本書は終わります。

 

零式艦上戦闘機を始めとする世界水準の優秀な機体を、数多く生み出した技術者と工場ではあったが・・・虚しい。

国力の差が悲惨な敗戦の原因~と言う事実はその通りなのだが、その限られた条件の中で、まさに必死の努力と行動をとった方々のことを思うと・・・辛いです。

 

飛行機マニア目線で読みだしたことを反省。

著者が言うように、美化してはいけない過去はあります。


水無月 朔日 カールおじさん

やや旧聞ながら、日経紙5月27日朝刊~

首都圏で「カールショック」

スナック菓子「カール」東日本での販売を終了。

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全国的に終了かと思ったら限定でした。

あまり食べることもないので「あぁ~そうですかー。」だけど、「カールショック」なる現象が起きている?。

このお菓子は、大量に食べると口腔内の水分が奪われて、モゴモゴ状態になります。

また、お葬式後に渡される~イメージ強し。

 

チョッと前は「ポテチショック」~とか、スナック菓子は、よく食べられているのだなぁ。

 

それにしても、こういう事が大きく報じられるなんて・・・幸せな国だ。

コチラの方が「ショック」だったりして。


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